壁紙の職人が床も出来る理由

私は壁紙の職人です。床工事は専門の職人がいます。ですが、床の仕事もやる「壁紙の職人」が多くいます。私もそういった職人の一人です。

ちなみに、ここで言う「床工事」は表面的な工事です。トイレや洗面所、キッチンなどに貼るクッションフロアや塩ビタイル、カーペットなどのことです。下地は含まれていません。それは大工さんが作ります。

なぜ、壁紙の職人が他の職人の仕事までやるようになったのか?

これは、現場を管理する側(工務店など)の都合による物が大きいと思います。一人の職人に2つのことをやらせることが出来れば人件費が浮きますよね。(とにかくこの世界はピンハネ業。)
また、工事のタイミングが合うんです。両方とも同じタイミングで工事する。
例えば、トイレを和式から洋式にする際など、床の仕事量はほんの少しです。そこにわざわざ、床の職人を呼ぶのが割高に感じたんでしょうね。

おそらく、私が若い頃から始まったと思います。

請け元から「これからの時代は、壁紙の職人も床が出来るようにならないと。」と調子の良いことをよく言われました。何も知らない当時の私は、大分混乱しました。だって、全然違う仕事だから。ほんと、出来なくて何度も逃げたくなった。今となっては、ありがたく思います。

他の職人がすることに関わるのも良いものです。視点や考え方が変わります。自然と柔軟性が身につきます。それが、問題の解決に繋がったりします。

今になって周りを見渡すと、頭の硬い職人にならなくて本当に良かったと感じます。おかげで、ウェブサイト作ったり出来たんですから。

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Tag: コラム